藤枝宿(23)から浜松宿(29)へ
5:35 起床
慢心の祈りをこめてベッドから立ち上がる・・・
まだまだ水ぶくれが痛い!破けたところの隣に新しいのができてるし~
一日、二日でそう簡単に治るものでもないし・・・
ゴールまでこの状態で頑張るしかない・・・
キズパワーパッドを使い切ったので、新たに調達することに
この日も天気に恵まれそうなので距離を稼ごうと思ったが・・・
足裏との相談?で、60km先の浜松を目指すことに(かなり弱気・・・)
沼津のホテルでもそうだったが、ランウエアでチェックイン、チェックアウトするので
「走られてるんですか?」
「ええ」
「どこから?」
「東京から」
「えっ~!?」
「どこへ?」
「今日は行けるとこまで~」
「その先は?」
「一応、大阪まで」
・・・・ポカ~ん
と言うような会話に・・・
フロントの声援を受け、カッコつけてスタートする(笑)
7:29 (23)嶋田宿 (213.7km)
藤枝を出て島田市(旧嶋田)に入る
歩道は整備されて走りやすい でも単調、先が遠い・・・でも走るしかない |
7:51 大井川「川越(かわごし)」
島田駅前を通り抜け、古風な建物が見えた
川札を買う「川合所」、人足の詰め所の「番宿」があった
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”箱根八里は馬でも越すが
越すに越されぬ大井川”
と詠われるくらい、大井川は東海道でも屈指の難所と言われたそうな
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さっそく河川敷におりてみる
大井川橋が見える
広重の「嶋田 (大井川駿岸)」
絵のように、こんな上空から眺める場所はない
おそらく多くの旅人が横断している様子をこまめに表現したかったからこんな構図になったのかもしれない。
川幅は狭いところでも50mは優にある
広いところだと100mはありそうだった
一昨日の雨の影響か、けっこう流れが早い!
水深も深そうに思える
この流れじゃ~
今は渡るのは無理っ!!
大井川遠岸
広重の「金谷 (大井川遠岸)」
絵のような切り立った山は見えないが、この先の道中の険しさを表現したように思える
絵のような切り立った山は見えないが、この先の道中の険しさを表現したように思える
広重も、難所と言われた大井川を見て、この雄大さと人足の技量に敬服して大井川の絵を2枚も描いたのかもしれない
昔は今ほど流れも速くなく歩いて渡れたんだろう?・・・とても歩いて渡れるほど浅くはないぞ!
昔は今ほど流れも速くなく歩いて渡れたんだろう?・・・とても歩いて渡れるほど浅くはないぞ!
8:37 金谷坂
箱根の石畳を思い出す・・・
足が拒絶反応する!
水ぶくれの痛みが増す!
「でも登るしかない!」
箱根峠の石畳よりも丸くてやさしい感じだが・・・
足裏を直撃すると、痛さでよろけそうになる
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8:57 石畳は続く・・・
登りきると一般道に出たので、しばらく道なりに走る・・・
どうも地図と違う、人を探して尋ねると・・・
やはり5回目のミスコース!
来た道を戻り、下り坂があったが ・・・
下りも石畳・・・(無言)下りの方が足には堪える
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久延寺で少し休憩
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9:30 佐夜鹿(さよしか)の一里塚
近くに小夜の中山公園があったが ・・・・・
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9:39 (25)日坂宿 (223.0㎞)
12:13 大池橋
広重の「日坂 (佐夜ノ中山)」
絵のように坂はきつくないが、坂道の真ん中に あった”夜泣き石” が街道の脇にモニュメントとして置かれていたので、ここだと確信する
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”夜泣き石”
モニュメントになっていた
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11:05 (26)掛川宿 (233.8km)
掛川城に到着
「天守閣は小ぶりだが風情は豊かだー」
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広重の「掛川 (秋葉山遠望)」
描かれている橋は大池橋
描かれている橋は大池橋
実際、この絵の秋葉山は遥か遠方にあり見えない
13:35 (27)袋井宿 (243.7km)
住宅街に真ん中に古風な茶屋があった
住宅街に真ん中に古風な茶屋があった
広重の「袋井 (出茶屋)」
風情たっぷりの茶屋があった
風情たっぷりの茶屋があった
26番目の宿場!
14:50 (28)見附宿 (253.0㎞)
道を間違って国道1号線にでる
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広重の「見附 (天竜川図)」
絵 の方角を道路越しに撮ったが天竜川が見えない~!
サービスにクッキーをいただく
19:05 ディナー
やはり、浜松と言えば「うなぎ!」
ホテルでシャワーして、近くの鰻屋に入った
「自分へのご褒美!」 曳馬野のうな重(3500円!)
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■ 3日目(4/30日)の記録
4/30日 6:30 藤枝スタート(209km)
4/30日17:09 静岡県浜松駅到着(268km)
総距離 約59km +ミスコース分
通過宿場数 6宿場(23~28)
天候 おおむね晴れ、午後から曇り
体調 両足裏の水ぶくれはキズパッドで処置するも一進一退・・・
不思議と間接・筋肉痛はない
感激 大井川の雄大さ、どんなか茶屋(袋井宿)でお茶とお土産
バナナジュース、浜松のうな重
苦悩 水ぶくれとの戦い、金谷坂の石畳、・・・ほか多々